認知症予防体操を行っていた時のことです。
職員が入居者様に「今から、皆さんにボールを投げま~す。本物のボールを投げる訳ではなくて投げるふりをするだけです。受け取ったらどんな色か教えて下さいね」とお話ししてから、ボールを投げるふりをしました。
皆さん、上手にボールを受け取ったふりをしてらっしゃいます。
職員「どんな色ですか~?」
すると順番に「赤」「ピンク」「緑」「金色~」と声が上がっていきます。
ある入居者様の番になり、その方は「上手に受け取れませんでした」と一言。
その場が和やかな笑いに包まれました。
もう1回ボールを投げるふりをすると、今度は「しっかり取れました~。赤です」とおっしゃって下さいました。
ユーモアのあるやりとりに皆さん癒されたひと時でした。