自分で食べる喜びを!

こんにちは☆

私は、入居者様に対して、その方ができる能力があるのに、何から何までお手伝いしたり、介助することを良い支援、行き届いたケアとは思いません。

その方のできること、残された能力、希望などを見極め、足りない部分やできない所を介助することが大切だと思っています。

考えなければいけないのは、ご本人への伝え方だと思います。

例えば、本当はできるのにあまりご自分からは動かない方がいらっしゃったら、

「できることは自分でやってください。リハビリですよ。〇〇様のためですよ。」

と言うのではなく、

「私もそばでお手伝いしますから、できるところまでやってみませんか?」

とご本人の様子をお伺いして、なぜできることができなくなっているのか考えるのが大切だと思います。

気分が落ち込んでいるのか、恐怖心があるのか、職員に依存しているのか、めんどくさくなっているのか、過去に一人で動いて転倒しことがあるんか、また不適切な介護により一人で動くことに対しての制限を強いられているのかなど、理由によって声掛けや支援の方法が全然違うと思うからです。

私も入浴介助などで直接入居者様と関わることがありますが、「これで良かったのか」と毎日反省します。

写真の入居者様は、最近ご自身で食器やコップを持ってお食事ができなくなってきていましたが、スタッフが体位を工夫したり、興味のあるお話しをして気分を盛り上げたり、時間がかかってもご自身のペースを大切にするなどしました。

ご自身で食べるのが一番ですよね。

少しくらいこぼしたって、エプロンもありますし、掃除すればいいんです。

フロア全体が、入居者様のご自分で食べるということに対して、温かく見守っている空気が伝わってきました!

食事の時間をせかされるほど不愉快なことはないですからね!

これからもひとりひとりにとってより良いケアとはどういうことなのか、考えて意見を出し合い、ケアに反映していけるような施設でありたいと思います!