褥瘡の勉強会

看護師の山崎です

昨日に続き連日してプログに登場です

今日は褥瘡(床ずれ)の勉強会を看護師で実施しました。

 

シーハーツ松戸の入居者様で褥瘡がある方は1名おられましたが

現在は完治状態にあり再発の防止に取り組んでいる状況にあります。

 

下記の写真のブレーデンスケール表を活用し利用者様が褥瘡を発生する

リスクがどれくらいあるのか早期発見含め褥瘡を発生させない為の

予防のスケール表になります。

 

①痛みに対する知覚はどれくらいあるのか?

②汗や失禁などで瘡好発部位の皮膚がどれくらい湿潤しているのか?

③活動性はどれくらいあるのか?寝たきりなのか歩けるのか?など

④可動性はどれくらいあるのか?自分で身体の向きを変える事ができるのか?

⑤栄養状態はどうなのか?ご飯はしっかりバランス良く食べれているのか?

 採血データの栄養指数は正常なのか?

⑥褥瘡好発部位に対する摩擦やズレはどれくらい発生しているのか?

 

上記6つの項目を評価し数値化して点数が施設だと17点以下だと褥瘡の

発生リスクがより生じやすい状況にあると判断します

(満点が23点で病院の患者さんだと14点以下、施設に入居している入居者様は17点以下で

危険な状態にあると判断する)

認知症がどれくらい進行しているのか!

痩せており骨の突出がどれくらいあるのか!

浮腫のよる皮膚の脆弱化がどれくらいあるのか!

 

これらも大事な評価材料となります。

 

 

 

褥瘡が発生する流れは⋯

 

長時間の同一部位への圧が加わり局所の毛細血管が破綻し血流障害から

組織が低酸素状態に陥り組織が壊れる事で褥瘡となります

 

ここ最近褥瘡を発生する事がなく経過していた中で褥瘡を発生させてしまいました。

看護部としては振り返りが必要であり再発防止に取り組む為、急遽褥瘡の勉強会を

実施する事にしました。

入居者様も年齢を重ねるごとに褥瘡の発生リスクや頻度が多くなっていくと考えています。

今後も褥瘡を発生させてしまう可能性があると思いますが極力発生しないよう努力していきたい、と思っております。