今日の囲碁

本日も囲碁。

こちらも日常を取り戻しております。

 

さて、今回はうんちくの掘り下げです。

以前に、囲碁が人間×人工知能の戦いの最後の砦と言われていた理由として手数の多さを挙げましたが、実はもう一つあります。

囲碁の場合、碁石の役割や価値は一定ではなく、状況によって変わるということ、また、碁盤全体を感覚的に捉える空間把握能力、どちらも人工知能が得意とする数値化をしずらいことが最大の難点でした。

その点将棋は、「歩よりも飛車の方が価値が高い」などと駒の価値を判断できるし、王の位置によって形勢が読めることで数値化が出来、開発されやすかったようです。

では、得意の数値化が出来ない囲碁をどのように開発したか・・・。

画像認識技術、これの応用です。

囲碁では、過程はそれほど重要ではなく、碁石置いてを出来上がった盤面そのものが非常に重要で、どういう盤面を作るかは右脳の空間把握能力や美術的センスの部分となる訳ですが、局面の盤面に重要な情報が隠されているという考えから、それを「静止画」として、画像認識で大量の棋譜データを取り込み、その盤面の模様(静止画)から「勝ちやすい模様」を学習したんだそうです。

人工知能は確かに凄まじいですが、問題にぶつかったとき、無理と決めつけず、発想の転換により、問題の解決策を導き出したのは紛れもない人間。

人間もまだまだ凄いと思ったら、私事務員も日々の問題に前向きに取り組める、そんな人間を目指したいなぁと思いました(*^-^*)