天ぷらは和食として知られていますが、実は天ぷら発祥の地は日本ではありません。
天ぷらの起源はポルトガルから伝わった南蛮料理を日本風にアレンジしたことで天ぷらが誕生します。
もともとポルトガル語で「テンポラ」は「四季の斎日」を意味する言葉です。
カトリックでは季節の初めの3日間に祈りと節食をする習慣があり、その期間中は食肉が禁止されていました。
代わりに野菜や魚などに小麦粉で衣をつけ、揚げた料理が食べられていたそうです。
この料理が来日した宣教師によって伝わり、その料理を「天ぷら」と呼ぶようになったとされています。
また一説には、ポルトガル語で料理や調味料の意味を持つ「テンペーロ(tempero)」が転じたともいわれています。
どちらにしても日本発祥の料理ではなく、天ぷらの起源はポルトガルにありました。