~お看取りからお見送り~🌺

〇〇様が旅立たれてから一か月になります。

いつも一階で麻雀、オセロ、五目並べ、将棋をおこない皆に声かけをした後に車椅子で先に一階に来て準備をされていました。皆様に優しく多才な方です。男性と女性が対戦している時は男性に「負けてやるのも優しさだよ」と言っていた事を思い出します。昨年、病気が発覚。何回か大学病院へも受診しましたがご自身も理解されていて施設で出来る範囲でということでお看取り体制に入りましたがベット上での生活は数日で皆様と楽しく過ごされご本人様希望で少量の晩酌も楽しまれていました。ご自身の病気の事も皆様に伝えていたようで段々と姿が見えなくなってきた時に「お見舞いがしたい、お酒を渡したい」という事でご本人様も喜んでいましたがもう飲めなくなっていました・・・旅立たれた事を皆様に伝えたら女性の方々は涙を拭いた後、折り紙で鶴と百合の花を折ってお見送り時に添えて、そしてご家族様の了承を得て麻雀仲間の男性や女性の方々がティシュにお酒を湿らし口につけ「〇〇さん、一緒にお酒が飲めたわね、献杯」という形でお見送りをさせていただきました。皆様の人を想う気持ち、絆に感動しました。今日は「もう、一か月か、早いな」と言いながら麻雀を始め、女性は五目並べをしながら「師匠に沢山教えてもらったから」と笑顔で楽しまれています。多分、皆様は今も〇〇様と一緒に楽しんでいるという感覚なのだと思います。

 

💐~沢山の仲間を集めてくださり有難うございます。これからも皆様が楽しめるように ”人の輪” を広げてまいります。どうぞ、安らかに~💐