看護師の山崎です

 

突然ですが・・・

 

 

●『ロコモティブシンドローム』

●『フレイル』

●『サルコペニア』

 

これらの言葉をご存知でしょうか?

 

日本は高齢化社会に突入しており

これらの用語は今後

全国的に常用語として当たり前のように使われる言葉になると私は思っております。

 

 

見たり、聞いたりはしたことはあるかもしれませんが、

まだまだ全国的に広く認知はされておらず

意味や取り組み、予防策などの浸透は弱く

新しい用語として認識されている印象がまだ強いです。

 

 

厚生労働省からも

『フレイル予防事業』等の

普及啓発促進の強化をしており

高齢化社会においてさまざまな対策を打ち出しております。

 

福祉に関連する介護士・看護師の勉強をしていると当たり前のように

フレイル・ロコモティブシンドローム・サルコペニア等の用語が出てきます

 

 

フレイルとは

『加齢に伴う身体機能が低下した状態で、「健康な状態」と「要介護が必要になる状態」の間の状態に位置する事をいいます』

『身体面・精神面・社会面に衰えが見られ全体的な虚弱状態になってしまうことです。』

 

サルコペニアとは

『加齢や疾患により筋肉量が低下し全身の筋力の低下・身体機能の低下が生じ日常生活に支障がでてしまう状態をいいます』

 

 

ロコモティブシンドロームとは

『運動器の障害の為に移動機能の低下をきたした状態をいいます』

『進行すると立つ・歩く・座るなどができなくなり寝たきりになってしまう可能性があります』

 

 

これらが進行すると

必ず

活動量が低下し、1日のエネルギー消費量も伴って低下します。

 

 

そして・・・

 

一番怖いのが、

 

 

 

 

『食欲の低下』

 

 

 

 

意欲が低下して最終的に食欲が低下してしまう事です。

 

『もういらない』

『もうお腹いっぱい』

『寝ていたい』

 

この言葉が多くなればなるほど

 

介護度は上昇し生活の質も下がってしまいます。

 

利用者様の生活においての満足度は間違いなく低下してしまいます。

 

 

 

普段の日常生活動作を一定に保つことが如何に大切な事なのか!!

 

もちろん、

誰にでも老いがあり精神的にも身体的にも低下をしていくことは

自然な生理現象ですが

看護師として

この低下していく自然な生理現象を

如何に遅延をさせ予防していく事ができるか!

が課題にあると思っております。

 

 

歩けていた人が歩けなくなると

 

『歩行ができなくなった!!!』

だけでは終わりません。

 

そこからさまざまな脆弱が発生してしまいます。

 

・食事量の低下

・睡眠時間の減少

・意欲の低下

・認知機能の低下

・活動量の低下

 

介護が必要となる事項が多くなり

利用者様にとっても

介護士にとっても

負担が大きくなってしまいます。

 

 

 

 

今日のお昼ご飯前に

嚥下体操とちょっとした身体体操をしました。

 

少しでも多くの運動を取り入れ

利用者様の健康を管理できるようにしていきたいと思っております。

 

向上ではなく現状維持をするだけでも本当に大変なことなので・・・(´;ω;`)

 

 

利用者様の年齢が高くなってきており(平均年齢90歳😲

施設だけの問題ではなく日本全体として社会問題になっているテーマに

看護師として現代社会に必要な取り組みをシーハーツ松戸でも実践できるように

心掛けいきたいと思っております。