相談員の深田です。

 

今日の昼食後、とても微笑ましい出来事があったのでご紹介いたします😊

 

歌のファイルを一人でご覧になっていたT様。

それに気づいたH様はT様の隣に腰掛けました。

H様「せっかくだから一緒に歌おうか!」

T様「そうね、何がいいかしら」

 

 

H様「仰げば尊しなんてどう?」

T様「いいね。みんな知ってる曲だもんね。」

T様の肩に手を添え優しくリズムをとるH様。

仲良しお二人の合唱が始まりました♬

85歳と93歳の歌声とは思えないほど

リズム感も音程もばっちりなお二人👏✨

H様「Tさんの歌声って綺麗よね。」

T様「そんなに褒めたって何も出ないわよ。」

お二人らしいこのやりとり・・思わず吹き出してしまいました。

H様の優しさに癒された午後のひと時でした。

 

・・・こんな風に書くとT様に

「私は優しくないって言いたいのね!」

なんて怒られちゃいそうなので補足しておきます。

 

T様は一見すると頑固さんに思われてしまいがちですが、とても優しく器の大きい方です。

『自分が納得できないことはしない!』

これがT様のスタンスです。

 

でも・・よく考えるとそれって当たり前のことですよね。

私だってT様と同じです。

自分自身が納得しなければ、他人の言う事なんて聞きたくないです。

 

じゃあ、

自分だったらどんな風に声を掛けて欲しいか?

どんな言葉をかけられたら納得できるのか?

そんな風に考えて入居者様と関わっていると、面白い発見がたくさんあります。

 

今年度の松戸の目標である

「自分自身が入りたい施設」

 

介護はどうしても業務優先になりがちの職業です。

要領よく早く終わらせることが大切な場面もありますが、大前提として質が伴っていなくてはいけません。

優先すべきは入居者様という事を絶対に忘れてはいけないからです。

スピード(業務を早く終わらせること)を優先させるあまり、ケアの質を落としてしまうなんてまさに本末転倒ですよね。

 

色々な考え方の職員がいます。

みんなの足並みを揃えるのは容易ではありませんが、方向性を揃えてみんなで頑張って行けたらと思います。