看護師の山崎です。

 

先日、認知症の勉強会の実施をしました。

 

 

 

内容は基礎中の基礎の内容なので最低限の事しか講義する事ができませんでしたが

今後の第2弾・第3弾に繋がる勉強会になったのかな♪と思っております

 

 

認知症の方の介護や看護をする為には認知症の知識は絶対不可欠にあります

 

しかし、現代の福祉施設においての職員の知識はまだまだ追いついていないのが現状になります。

 

 

理由は

 

⓵高齢者の増加と認知症を罹患する人が急激に増えている事。

⓶職員が知識を学ぶ環境が整っていない事。

 

認知症の知識は特に奥が深く対応は簡単ではありません。

 

やり方次第では

認知症の方をイライラさせてしまったり、、、

怒らせてしまったり、、、

場合によっては症状を悪化させてしまったり、、、

 

逆に介護する側の精神的なダメージも大きく

双方にとって悪影響を及ぼすケースも少なくありません。

 

 

なので

知識と経験は必要不可欠になります。

 

 

認知症には4つの種類の認知症があります

 

『4大認知症』とも言われております

 

1 アルツハイマー型認知症

2 脳血管性認知症

3 レビー小体型認知症

4 前頭側頭葉変性症

 

 

認知症と言っても症状はさまざまになります。

 

上記の4番目の前頭側頭葉変性症には

さらに3つの認知症に分けられます

 

⓵前頭側頭型認知症

⓶意味性認知症

③進行性非流暢性失語

 

アメリカの俳優ブルースウィリスが前頭側頭型認知症を患っていると

先日発表されてお昼のニュースでたくさんの情報が流れていると思います。

 

 

50代・60代の若い方でも認知症を患う事例が多くなっている昨今。

けして他人ごとではありません。ブルース・フィリスは67歳です。

 

 

 

社会全体で認知症の知識を深め

予防と対策・理解をみんなで強化する必要があると思っております。

 

 

なぜなら

認知症は治らない病気です。

 

周りの方への影響も大きく

本人も進行していく自分の病状に対して自分自身がつらい思いをしてしまうからです。

 

 

認知症の症状は『物忘れ』だけではありません。

 

『認知症』イコール『物忘れ』は間違いです。

 

 

認知症の症状は

 

●記憶障害●見当識障害●失認●失語●失行●実行機能障害●問題解決能力障害

●暴言●暴力●イライラ●妄想●せん妄●徘徊●多動●独語●帰宅願望●性的逸脱行為

●幻聴●幻覚●幻視●うつ●不安●不眠●昼夜逆転●意欲低下●自発性低下●無気力

●無関心●不潔行為●作話●焦燥●異食●過食●介護拒否●錯覚●常同行動

 

これらが認知症の症状になります

 

 

さらに知識を深堀りしていくと上記症状からさらに枝分かれをした症状がたくさん存在し

その一つ一つの症状に対しての対応が求められます

 

 

私達、福祉・医療従事者が求められているのはこれらに対応できる『専門性』です

 

 

知識があるスタッフと知識がないスタッフでは考え方が180度違いが生じてきます

もちろん発想や行動力・アプローチも異なってきます。

気持ちの余裕も違いがあります

 

 

この専門性を意識して磨いていく事が

介護現場では求められる時代になっていると最近は改めて実感するようになりました。

 

 

80歳・90歳になれば誰でも脳は萎縮をして

認知機能の低下を認めます。

 

認知症と診断されてなくても

上記症状が出現している方もたくさん居られます。

 

 

 

私達施設側のやるべきことは

利用者様の生活の質の維持と向上です。

 

 

 

 

 

利用者様達が笑って生活できる時間を1秒でも多くする事

 

 

楽しいと思ってくれる事を少しでも多くする事

 

 

 

 

 

写真のような笑顔や表情・安心した生活を利用者様が長くできるようにするには

専門性を活かしたアプローチがとても大切になります。

 

 

私自身、もっと臨床と学業をともに精進していきたいと思っております。

 

 

自分が学んだ知識や経験を利用者様に還元し

安全を守る事ができれば精進する原動力になります。

 

 

 

 

カメラを向けるとみんな喜んでくれます

 

素敵な笑顔をしてくれます。

 

 

これも認知症予防の1つです。

 

 

『笑顔になる事!!』

 

みなさんは1日何回笑顔になりますか??

 

意識した事がありますか???

 

とても大切な事なんです。

 

表情筋が鍛えられ脳の活性化にもなります。

 

アドレナリンが分泌するんです

 

たった数秒でも毎日すれば変化が生まれます。

 

これを毎日するだけでも利用者様にとっては違いが生じます。

 

私は必ずカメラを向けて利用者様には笑顔になって貰います

 

やり方次第!!考え方次第!!なんです

 

薬だけが治療ではありません。

 

 

専門性を活かしてこれからもたくさんのアプローチを

職員みんなでやっていきたいと思います