看護師の山崎です。

 

シーハーツ松戸では朝・昼・夕の毎食前に

口腔体操や身体の体操を実施してから食事をしてもらうようにしております。

 

 

 

目的は

 

●誤嚥性肺炎の予防(噛む・飲み込み・話す機能)

●正しい姿勢で食事をする

●覚醒を促す

●メリハリある規則正しい生活の促し

 

などさまざまな理由で毎食前に実施をしております。

 

 

1階は1階の担当スタッフ

2階は2階の担当スタッフ

3階は3階の担当スタッフ

 

それぞれのフロアの担当が各フロアで実施をしております。

 

 

看護師の私もなるべく実施できるように時間がある時は

率先してやるようにしております

 

2階の利用者様の食事介助を毎日看護師が実施するので

基本、2階の利用者様に私はやることが多いです

 

 

 

 

私は口腔体操や運動だけではなく

利用者様の認知機能の程度や悪化の有無を確認する為に

認知機能の簡易知能評価スケールの内容を取り入れながら

利用者様に質問をしたり、問題を出したりして実施をしております。

 

 

脳トレーニングをしながら利用者様の認知機能の程度や進行状況を

一人一人把握をする目的でやっている感じです。

 

 

 

例えば、

 

『野菜を10個言ってください』

 

『今日は何年何月何日、ここは何処ですか?』

 

『4桁の数字を逆から逆唱して下さい。

(3・9・4・7)だったら(7・4・9・3)』

 

『100から7を引いてください。そこから更に7を引いて答えて下さい。』

 

 

このような問題を利用者様達が

 

スムーズに言えているのか

まったくわかっていないのか

途中で詰まってしまうのか

どの問題が出来て、どの問題が出来なかったのか

 

などなど、

 

毎回、利用者様に問題を出して

利用者様の認知機能の程度や進行を評価させてもらっております。

 

 

 

 

この問題を出す前にみなさんに

 

『テーブル・帽子・新幹線・ラーメン』

 

『この4つの言葉を体操の最期に再度みなさんに確認をするので覚えておいてくださいね。』

 

と問題を出しておいて、最後に何個覚えていられるか!の記憶保持能力の確認などもしております。

 

 

 

 

上記の複数の質問は、

●計算能力

●見当識障害

●遅延再生

●言語の流暢性

●聴覚性記憶

●視覚性記憶

など認知機能は細かな項目に分類されており

利用者様達がどの分野で認知機能の進行があるのか、又は

保てているのか!を簡易的に評価する為に

沢山の問題を出させてもらっております。

 

 

T様は計算問題がパーフェクト

 

I様は記銘力が苦手ですが運動能力が抜群に良いです。

 

N様は遅延再生能力がとても優秀です

 

 

利用者様と私がしっかりと向き合える環境を整えれば

みなさん真面目に参加をしてくれます

 

 

 

 

嫌々ながら参加されている方も多数おられますが・・・(笑)

 

 

楽しく参加してもらえるように

『笑いと興味』を持ってもらえる内容にして頑張っております。