相談員の深田です。

 

琉球丼のブログは1回お休みします。

今日は、最近ご入居されたI様について書きたいと思います。

 

 

今月6日にご入居されたI様。

シーハーツ松戸に来て2週間が経過しました。

 

 

入居当初は住まいの変化に戸惑いもあったのか

消極的な面が多く見られていました。

 

ラウンジにいてもご自分で動き出そうとはせず

車いすに座ったままじっとされていました。

 

 

ご自分から言葉を発することも少ないI様に

職員みんなでたくさん話しかけ、

I様がどんな人なのか?

どの程度の認知機能障害があるのか?

どんなことを考えているのか?

どんなことをしてみたいのか?

色々な面から情報収集をしました。

 

I様とお話をしていくなかで

I様はまず、歩けるようになりたいんだ

ということが分かりました。

 

「立っただけでふらっとしちゃうから・・・」

と仰っていました。

 

歩けるようになりたい!

という強いニーズがあるからこそ

リハビリ中のI様の表情はものすごく真剣そのもの。

 

意識していないと重心が後ろに行ってしまうため

歩く姿勢は常に評価しなければ、と妹尾OT。

 

下肢筋力の低下も著明なので

筋力の維持・向上も今後の課題です。

 

リハビリを重ね、日々たくさんの職員に話しかけられ、

I様の言動はどんどん積極的になってきています。

 

「部屋まで歩いて帰れるようになりたい。」

「自分でトイレに座れるようになりたい。」

 

このように、積極的で前向きな発言が

最近ますます増えてきました。

 

 

積極性が出てきたので

ご自分で車いすから立ち上がってみたり、

車いすを自走してお部屋の前まで行ってみたり。

最近そんな風に自発的に動くようになられました。

 

 

入居当初は自ら動こうとすることはなかったので

かなり大きな変化だと言えます。

 

しかし、今のI様の筋肉量では転倒転落などの危険も伴います。

今が一番危ない時期と言っても過言ではありません。

 

 

歩かない、立ち上がらない、

安全を第一に考えるのであれば、そうすることが一番です。

 

 

でも、せっかく前向きになられたI様です。

 

私たちはI様の機能を低下させるのではなく

向上させる方に尽力したいと考えています。

 

危険が伴うとしても

できるだけI様のニーズに寄り添いケアをしていく、

それがゆくゆくはI様のQOL(生活の質)の向上に

繋がると思っています。

 

各セクションで密に連携を取りながら

I様が満足できる毎日を送ることのできるよう努めたいと思います。