相談員の深田です。

 

 

今日の午前中、とあるお客様がいらっしゃいました。

 

噂によるとブログがきっかけとなり

 

「シーハーツ松戸を見てみたい!」

 

と思ってくれたみたいなんです。

 

 

ラーメンのスープ作りにおいて

鶏ガラから出汁をとったこの記事が功を奏したのでしょうか。

面白い施設だと思っていただけたようで

何はともあれ身に余る光栄です。

 

 

さて

それはどんなお客様だと思いますか?

 

 

なんと・・・

シーハーツとは別会社の老人ホームの施設長&新卒介護士さんだったのです。

 

 

 

 

シーハーツ松戸のブログは

いつもたくさんのご家族が読んで下さっています。

ブログに関するお問い合わせも多いので

いかに沢山のご家族に読んでいただいているのか

日々実感しています。

 

 

 

ご家族だけではなく他の医療機関の方や外部の方からも反響があり

シーハーツ松戸のブログがきっかけで沢山の方と繋がることができております。

 

 

同じ福祉従事者同士で切磋琢磨できれば嬉しいですよね。

 

 

他の老人施設の施設長と介護士さんが

シーハーツ松戸のブログを見て、我が施設に興味を持ってもらい

本日は施設見学をしてくれました。

 

 

これも一期一会ですよね。

 

 

出会いに感謝致します。

 

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、

今日のブログのテーマは「介護過程」についてです。

 

 

介護過程とは簡単にいうと

 

アセスメント→計画立案→実施→評価

 

以上の4つのプロセスに沿って展開していく

介護サービスを提供するうえでは欠かせないものです。

 

 

根拠に基づいた介護を入居者様に提供するために

介護過程は必要不可欠となります。

 

 

なぜ根拠に基づいた介護が必要なのか?

 

 

それは、年々増える

医療依存度の高い方のご入居や

認知症の入居者様の増加。

認知症による介護拒否や昼夜逆転・徘徊・・・

これらの問題を解決に導くには

 

 

入居者様の状況を把握し(アセスメント)

具体的な取り組みを考え(計画立案)

計画に沿って正しくサービスを提供し(実施)

目標の達成度や今後の課題を考える(評価)

 

といった、介護過程に沿った正しいケアを実施しなければいけません。

 

 

根拠のない介護を続けていたら

問題が解決しないまま

次から次へとまた新たな問題が発生してしまうのです。

 

 

 

それに、、、

根拠がないやり方は主観的で独自ルールになってしまう為

統一ケアができず効率性や迅速性に欠け

問題解決に至らないケースが多くなってしまうのです。

 

 

『人によってやり方が違う』

これの根本の原因は介護過程の展開が

正しくできていないことにあります。

 

 

 

ケアマネの研修などでも「介護過程」を学びます。

(ケアプランは介護過程の一部でもあります。)

 

もちろん介護士の資格取得の際にも

『介護過程』を学びます。

 

 

 

 

私がいつもご家族へ連絡するときには

この介護過程を活用し、アセスメントから『得られる成果とリスク』を分析してから

ご家族へ連絡をさせてもらっております

 

 

そうでないとご家族への連絡が成立しないからです。

 

 

例えば!

 

利用者様が夜中に転倒した事をご家族へ連絡する際

 

転倒した事実だけを報告すればよいわけではありません。

 

 

今後転倒をしない為の

再発予防と管理方法をお伝えしなければなりません。

 

 

このプロセスを導くためには

介護過程による展開が必要となります。

 

 

 

転倒だけではなく

どの場面でも問題が発生した場合には

介護過程が必要となります

 

 

 

 

 

でも、私が介護過程の重要性を再認識したのは

看護師の山崎さんから「看護過程」について

教えてもらったからなんです。

 

松戸の看護師は、看護過程を展開しながら

医療において問題が起きた時

多種多様なアプローチをかけています。

 

 

介護過程と看護過程の奥の深さの違いに

正直びっくりしてしまいました。

 

 

介護とは違い

疾病が関与する為、知識差や情報量の違いに

びっくりしてしまいました。

 

 

ご家族の方も

看護師から利用者様の病状報告の電話が来た際の

説明される内容の濃さでわかると思います。

 

 

私は、血尿が出現した利用者様の看護過程の展開方法を

今日は教えてもらうことができました。

 

 

 

1回では成功しないことも多いけれど

それなら別の角度から・・・と

問題解決に向けて根気強くアプローチを続け

解剖生理や病態生理の知識が加わる為

より複雑なプロセスになっていると感じました。

 

 

 

「看護過程」も「介護過程」も

情報の収集・把握において「点と点」ではダメなんです。

 

収集した情報(点と点)を自分の中で紐づけし、

一連の流れとして情報を落とし込んで

正しく把握する必要があります。

 

 

Y様の昼夜逆転も

 

K様の昼夜逆転も

全部、点と点が繋がっているんです。

 

昨日今日で昼夜逆転が起こるわけではないので

根気強いアプローチが必要となります。

 

 

長々と書きましたが、つまるところ

 

介護過程に沿った根拠のある介護は

入居者様の生活の質(QOL)の向上に繋がります。

 

 

ケアの質を高めるため

よりレベルの高い介護を提供するために

シーハーツ松戸はこれからも

みんなで切磋琢磨し頑張って行けたらな・・と思います。