昔取った杵柄

ご入居者様のズボンがほつれてしまったようで。

『針と糸貸して~』

と、声を掛けられました。

 

『やりましょうか?私、男ですけど女子力高いですよ?』

『うん。知ってる。でも私も出来るから、針に糸通すだけやって?』

 

こんなやりとりののち、慣れた手つきで

ズボンを補修していくおばあちゃま。

 

おばあちゃまには針と糸が似合いますね。

 

ちゃんと自分の見やすいように足を組んで、縫物の

高さを調節しているところなんか、どこからか漂う

プロの貫録!!