『尿路感染症について』

看護師の山崎です。

 

最近、『ブログを見ていますよ。』とたくさんの方から連絡があり嬉しい気持ちでブログを書くことが出来ております。

本当に感謝です。♪

 

今日は家族の方へ看護師からブログを通して何かできる事はないかなぁ!!と思い考えた結果。

『尿路感染症』について説明したいと思います。

 

尿路感染症ってどこの部位が炎症を起こしているのか?と聞くと

わからない方や「なんとなく・・・。」的な感じで認識している方が多い印象にあります。

 

利用者様が発熱で病院受診した時や入院の原因となって看護師がご家族へ報告する時に、

 

『尿路感染症と診断されました!』

 

と看護師から報告を受けた事が今まであったと思います。

私自身、かなりの頻度で『尿路感染症と診断されました』とご家族に報告していると実感しております。

 

 

 

では!

 

尿路感染症ってどこまで理解していますか?

 

どこの部位がどうなっているの!?

 

尿路ってどこ??

 

って思ったりしたことがありませんか??

 

それらを今日は説明し今後尿路感染症と診断された時に役立ててもらえればと思いブログにアップさせてもらいました。

 

 

そもそもに尿路感染症の『尿路』とはどこの事なのか!

 

尿路とはオシッコを作り出す腎臓(腎盂)から尿管・膀胱・尿道までの事を言います。

(写真の図の①②③④までの部位が尿路と言います)

 

なので尿路感染症は

腎臓(腎盂)➡尿管➡膀胱➡尿道の通り道のどこかで炎症(感染)が起きてしまっている事を指します。

(オシッコを作り出すところからオシッコを出すまでの部位で写真の①②③④すべてが炎症を起こしているわけではなく

これらのどこかで炎症を起こしている状態になります。)

 

では、とても有名で身近な病気である膀胱炎は尿路感染症になると思いますか??

膀胱炎は女性の方が多く患うことで有名ですよね!

(答えはブログの最後に)

 

 

病院に受診した時に尿路感染症と診断される理由は

 

採血結果で

炎症反応が上昇し腎臓機能の値が上昇

尿検査で尿細菌が陽性反応になっている場合に尿路感染症と診断される流れになっております。

 

外来で尿路感染症と診断された時点ではどこの部位(膀胱なのか、腎臓なのか、尿道なのか)炎症を起こしている部位を特定する事が

できておりません。 とりあえず尿路のどこかで炎症がしている!との判断で尿路感染症と診断されます

 

腎臓(腎盂)で炎症を起こしている場合は

上記採血結果とは別に臨床所見で腰痛・発熱・血尿などを認めます。

 

特有の症状が出現していれば部位が特定され尿路感染症と診断される事はなく腎盂腎炎や尿道炎などと診断されることになっております。

 

検査データで数値が高いだけだと部位は確定することは出来ず尿路のどこかで炎症を起こしていますよ!のサインとなり

尿路感染症と医師より診断される流れになっております。

 

子供や高齢者は感覚が鈍く症状をうまく言えなかったりして症状が曖昧の為炎症部位の確定とまでは特定される事が少なく診断名が毎回 『尿路のどこかで炎症を起こしているであろう!』の予測含めた判断で尿路感染症と診断されて医師より抗生剤が処方されます。

 

炎症が起きている部位を精密に確定する前に抗生剤で発熱や炎症が治まってしまうので、炎症している部位までの追跡をすることなく検査自体が終わってしまうのです。

 

 

 

尿路感染症をまとめると

オシッコを作る部位(写真①)からオシッコを出す(写真④)までのどこかで炎症を起こしている病気で高齢者や子供の場合は部位の特定がされないことが多く、一括りで尿路のどこかで炎症がありそれで発熱を起こしている!と判断され尿路感染症と診断されることが多いです。

 

尿路感染症の中にはたくさんの病気があり

①腎盂腎炎 ②尿道炎 ③膀胱炎 ④前立腺炎 ⑤精巣上体炎 ⑥尿管炎などがあります。

(先ほどの膀胱炎は尿感染症に含まれるか!の答えは  『含まれる』 が正解になります)

 

 

 

ん~😓

なかなかブログで文章化して尿路感染症を説明するのは難しかったです。💦

 

このブログの説明だとちょっとわからない。 とか

他に質問したいことがあれば看護師の山崎宛に気軽にご連絡ください。

 

電話なら自信をもって説明できるのでご質問あればいつでもお待ちしております😊

 

 

なんとなくではなく、

ちゃんと利用者様が診断された病気がどのような状態なのかをご家族の方にわかってもらいたく

今回は尿路感染症についてブログにさせてもらいました。