看護師の山崎です。

 

 

 

珍しく腕を組んでいるA様。

 

 

 

 

いつもどんな事を考えているのかな♬

 

何を思っているのかな♪

 

 

ちょっと気になったので本人に聞いてみました

 

 

 

 

 

私『今、どんな事を考えていますか?』

 

A様『私?私ですか?何も考えておりませんよ』

 

 

私『物凄く何かを考えている様子ですよ』

 

A様『そうですか。なんも考えておりませんよ』

 

 

 

 

 

 

とても真剣な表情で何かを考えているように見えませんか??

 

 

A様が普段どんな気持ちで

どんな事を考えながらシーハーツ松戸で生活をしてくれているのか。

 

 

 

 

『QOL』

 

 

QOLとは

医療・福祉業界の専門用語で『生活の質』を意味します。

 

 

『幸福度』『満足度』『充実度』などから生活の質の程度が測られます。

 

 

 

A様のQOLを見直さなければいけません。

 

 

『楽しい』とか『嬉しい』とか『幸せ』などの感情を持つこともとても大切で

それらの感情によってQOLは大きく左右されるのも事実です。

 

 

 

しかし、

感情だけでなく

『環境』でもQOLを大きく左右させることが出来ます。

 

 

 

健康な高齢者に対するQOLと末期がんや認知症、難病の疾患をもつ高齢者のQOLの定義を

同等に考える事は望ましくありません。

 

専門職としての知識や経験が問われるのがこの議題の評価項目になります。

 

 

やれることを一つずつやっていこうと思います。

 

 

A様がシーハーツ松戸に入居されて2年の月日が経ちました。

 

 

入居日は

令和3年5月25日 (火曜日)

 

この日にA様と私はシーハーツ松戸で初めて出会いました。

 

 

自宅に居た頃はお酒が好きで

毎日夫婦で350mlの缶ビールを2人で半分にして飲み合いっこしていたA様ご夫婦。

 

シーハーツ松戸に来てからほとんど好きなお酒を飲むことがなくなってしまいました。

 

 

お仕事も立派な職業を定年まで勤め、日本を支えてきてくれたA様です。

 

 

 

利用者様ひとりひとりのQOLを測るには

利用者様の『性格』・『病状』・『既往歴』・『生い立ち』・『嗜好品』・『ADL』など

さまざまな情報をもとに評価をしていかなければなりません。

 

 

 

 

 

A様!!

 

私とビールを分け合いっこして乾杯でもしませんか??