成年後見制度について

みなさんこんにちは(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡

今日はチョット難しいけど大事なお話を書きたいと思います。

今後の為にも目を通して頂ければ・・・と思っています。

その内容とは「成年後見制度」についてです。

成年後見制度とは、認知症や知的障がいによって判断能力が不十分な人が、

生活をする上で不利益を被らないよう、「成年後見人」が本人の代わりに

適切な財産管理や契約行為の支援を行うための制度です。

 

 

 

つまり、成年後見人は契約行為や財産管理、法的手続きを本人のかわりに行います。

例1)銀行等の手続き

預貯金からお金をおろしたり、定期預金の解約したりするのは原則として、本人以外の手続きは認められていません

成年後見人であれば、代理人として銀行や証券会社での手続きを行うことができます。

例2)不動産を売却

不動産の売却も、本人以外が手続きする場合、家族などは代理人になれず、成年後見人などの法定代理人しか行うことができません。

例3)遺産分割

認知症などで判断能力が不十分な場合は遺産分割協議に参加できません

遺産分割協議は相続人全員参加しなければ進められないため、お母様の代わりに参加する代理人が必要です。

  この代理人は、成年後見人などの法定代理人しか担うことはできません。

例4)その他

本人が生活する上で必要な法的手続き

等が挙げられます。

 

成年後見制度は、一度申し立てると取り下げることができません。そのため、成年後見制度のメリット・デメリット

について理解し、利用するかどうか慎重に判断しましょう。

下記にメリット・デメリットを記載しておきますのでご確認下さい。

 

成年後見制度を利用するメリット

  • 被後見人の不利益になる契約を結ぶことを防ぐことができる
  • 被後見人が契約を結んでしまっても、不利益であることがわかれば後から解消できる
  • 被後見人の判断能力が不十分でも必要な手続きや契約を進めることができる
  • 被後見人の財産を詐欺や家族の使い込みから守ることができる
  • 相続発生時に財産の把握ができる

成年後見制度を利用するデメリット

  • 後見人としての義務を全うしなければいけないため手間がかかる
  • 後見人として行動しなければいけないため、柔軟な対応が難しくなる
  • 後見人に報酬が発生するため、費用がかかる

 

ザックリな説明ですが、何となくでも理解して頂けたかと思います。

この先、親兄弟、親類等で困った事があったら、「後見人制度ってあったな」

と思い出してくれたらと思います。